助言はタダなのか?

結論から言うと、助言そのものは無料でもらうことができる、だがその対価として求められるものや、助言によって得られる価値は人それぞれだからということにはなる。
これは親しい友達間や取引先の相手側に取っては当然と思う人もいるだろう。


果たしてそうだろうか?

ことコンサルティング会社の場合や、弁護士などの面談では初回の相談や簡単なアドバイスは無料で提供されることもある。

その相談はかなり一般的な助言になっていることが多い。
具体的な料金やサービス内容について触れる部分については有料になるのが普通である。

知識は得るのにコストを要し、それを提供される側は無料(Free)という美味しい話しは世の中無く、どういう形であれ知らず知らずのうちに支払っているものなのである。
であれば料金表通り支払うほうが得の場合も多い。

助言が無料でもらえる場合を想定して下記にまとめてみたので参考にして欲しい。

助言が無料でもらえる理由
  • 情報共有の側面: こと日本での助言の扱いは、経験や知識に基づいた情報共有の一環であり、物の売り買いでは無いので、お金をかけずに得られることが多いという風習がある。
  • 人情: さらに親しい間柄であれば、相手を助けたいという気持ちから、有料級の助言を無料で助言を提供してもらうこともある。
  • ビジネス戦略: 企業が潜在顧客にアプローチするために、無料でコンサルティングを行ったり、アドバイスを提供したりすることもあるが、この場合、後に高額な金額をコンサルティング会社が受け取る設定になっている。
助言に対する対価
  • 時間: 助言をする側も、経験や知識を共有するために時間をかけている事実。
  • 労力: 問題を分析し、適切な解決策を提示するためには、ある程度の労力や工数など無数のコストが必要である。
  • 機会損失: 助言をすることで、助言する側にとってのデメリットとして他の仕事や活動に割く時間が減ってしまう可能性がある。
  • 信頼関係: 将来的に、より深い関係を築くための投資と考え未来への投資と考えていることも出来る。
助言をされる側が助言によって得られる価値
  • 問題解決: 悩んでいる問題の解決策の糸口が見つかる可能性があります。ただあくまで状況を全て知っているわけではないので他人事として受け取る必要がある。
  • 新たな視点: 異なる視点から物事を考えられるようになることも考えられる。
  • 成長: 自分自身の成長につながるきっかけとなることも考えられる。
  • 安心感: 専門家からのアドバイスを得ることで、安心感を得られ、その安心感により冷静な問題解決の方向性が見出せることもある。
まとめ

助言は、無料でもらうことができる一方で、その価値は人それぞれ。助言を求める側は、以下の点を思慮に入れておいた方がいいと考える。

  • どのような助言が欲しいのか: 具体的な問題や悩みを完結伝えれることにより適切な助言を得やすくなる。
  • 誰に助言を求めるのか: 悩んでいる領域の経験や知識が豊富であり、自分にとって信頼できる人に相談することが大切である。
  • どのような対価を払っても良いのか: 時間や労力、信頼関係など、どのような対価を払うことができるかを考えておくと良い。すべては実はコストがかかっている。

つまりそれらの対価を支払わず情報だけ抜くというのは社会人としても現代の情報社会の中では不義理なのだ。助言にはプライスを付けた方が付けられた方にとっても責任を持った助言をコストをかけて調べて提案できるからである。それは両者にとって結果的に幸福なのである。

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この記事を書いた人

** 経歴 **
・医療機器外資系企業メーカー(世界最大)に勤める
・医薬品メーカーに勤める
・信州大学院卒(経営経済研究科・イノベーションマネジメント)
 ▶︎ MBA取得
   医療系総合コンサルティングとして独立

** 実績 **
・融資調達実績
 ▶︎ 開業資金(運転資金、建物資金)最大12億円
 ▶︎ 設備資金 最大1億円
 ▶︎ DX費(導入資金調達)最大2千万

** 私にできること **
 ▶︎トップマネジメント(経営者指導)
 ▶︎経営代行
 ▶︎医療および介護施設開業・移転支援
 (立地、集患、分析、融資、施設申請)
 ▶︎スタッフ採用および教育

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